MDPとは何か?
MDPとは、Multi-Disciplinary Practiceの頭文字をとった略語で、世界各国で使われる共通語です。
現在企業や事業体が直面する問題は、会計・法務・ビジネスコンサルタント等の各々の単独専門領域に止まるものでなく、各種専門家の共同作業が必要となる、あるいは複数の専門領域の知識が有機的に結びつくことが、問題の実践的な正しい解決に必要となってきているとの考えから、複数の(Multi-)有資格者(規律)の(Disciplinary)実務(Practice)と呼ばれるものです。
MDPビジネスアドバイザリーは、各種専門家をプロジェクト毎に効率よくまとめ、それらの意見等を効果的に組み合わせたビジネスアドバイスを行なうことを目的としています。特に日本がグローバルスタンダードと比べ異なる法務・レギュラトリー関連のアドバイスに重点を置きます。
世界の4大会計事務所は、程度の差こそあれMDPの分野で大きな実績を残しましたが、エンロン事件以降の法律改正(SOX法)等で、伝統的会計監査業務への回帰を余儀なくされています。私たちは、KPMG LEGALがKPMG(あずさ監査法人)グループから分離独立した企業で、KPMG関連企業から分離した人材を中心に、プロジェクト毎に必要な各種専門家が集まり、目標達成を目指します。
なお、日本の弁護士法との関係で具体的な法的紛争にかかわる事項については取扱いを控えるほか、純粋に法律事務にかかわる事項は適宜、法律事務所を選定いただき、当該事務処理を担当してもらいます。また、逆に法律事務所から各種専門家の共同作業が必要となる案件において、当該専門家間の業務の区分け・調整・統合のため参加を求められたことがあります。